2024.5.4 新たな花々が待ち受けていた 突哨山(とっしょざん)
春の訪れと共に、北海道の突哨山は多くの自然愛好家や写真家を惹きつける場所となります。4月中旬、山の斜面は福寿草の黄色い花で彩られ、カタクリの紫が咲き始める頃です。しかし、春の進行は速く、わずか数日でカタクリの花は見頃を終え、雪解けが遅い地域では他の花々がその美しさを競い始めます。ニリンソウやオオバナノエンレイソウ、そして地元特有のピップイチゲがその一例です。
突哨山の春は、短くも変化に富んだ季節です。訪れる日によって、異なる花が山を飾り、訪れるたびに新しい発見があります。例えば、カタクリは気温に敏感な花で、朝はまだ寒く花弁が垂れ下がっていることが多いですが、晴れて暖かい午前11時から午後3時頃が開花の見ごろとされています。また、花弁が垂れ下がっていても、晴れ間が差し込み暖かくなると1時間ほどで花弁が反り返ってくるという、自然のリズムを感じさせる現象も観察されます。突哨山では春の訪れを告げる花々が、短い期間で次々と開花し、訪れる人々に春の喜びを伝えています。
突哨山の春の花々は、北海道の豊かな自然が育んだ宝物です。季節の移り変わりと共に、その美しさを異なる形で見せてくれる突哨山は、春の訪れを感じるための絶好の場所と言えるでしょう。次の春が来るまで、また新たな花々が私たちを待っています。突哨山の自然と共に、季節の美しさを感じてみてはいかがでしょうか。
駐車場にある突哨山遊歩道案内板です。
この奥が「突哨山口」です。
突哨山は丘陵となっていて険しい道はありません。
樹木の緑は増してきましたが下草はまだわずかです。
マイズルソウのようですが花はまだのようです。
オオアマドコロと思いますがこれも花はまだのようです。
一面カタクリだったようですがここは既に終わったようです。
ニリンソウが咲いています。
フッキソウ
一面ニリンソウです。
オオバナノエンレイソウ、ニリンソウ、エゾエンゴサク、カタクリの競演です。
オオバナノエンレイソウ
突哨山々頂に到着です。
ここではカタクリがまだ一面に咲いていました。
遊歩道沿いにピップイチゲの大きな株があります。
これからの写真はクリックすると拡大できます。
エゾエンゴサクのアップです。
ニリンソウ
オオバナノエンレイソウ
オオバナノエンレイソウの蕾
オオバナノエンレイソウ 三姉妹
オオカメノキ
カタクリ
ピップイチゲ
ピップイチゲはキンポウゲ科キクザキイチゲの種類で全体小型で高さ15cm以下、花径は3cm以下でがく片が6~8枚の品種(新北海道の花より引用)
ピップイチゲ