2023.12.14 旭川市江丹別 鷹巣山(653.6m)バックカントリー
旭川市江丹別は旭川市の西端に位置し冬期には気温が低く降雪も多い気象条件が大変厳しい地区です。しかし、その厳しさがJAPOWと呼ばれる極めて上質のパウダーを育みバックカントリースキーヤーを虜にしてしまいます。
今回の鷹巣山は、北海道々の江丹別峠から旭川市と幌加内町の町境となる稜線を南下し鷹巣山と進みます。鷹巣山付近から更に南側を見渡すと「こんなところがあったのか!!」と思うほどの疎林のディープパウダーの斜面が広がります。
鷹巣山から西側に真っ白く見える斜面が12月4日にブログにアップした南浅羽山です。本日は風が強い予報が出ていて予報通り稜線上は10m以上の風が吹き地吹雪となることもあり目無帽が必要でした。
この地域の魅力は、豊富な雪質と変化に富んだ地形、そして自然の美しさにあります。旭川市江丹別でバックカントリースキーを楽しむためには、適切な装備と知識、そして安全対策が必要です。冒険心と探究心を持って、この素晴らしい体験を満喫してはいかがでしょうか。
江丹別峠から入山します。先行者のトレースがあり助かります。
旭川周辺のスキー場が雪不足でオープンできない中、ここでは軽く1メートルを超す積雪があります。
稜線は強風が吹き荒れ、不安定です。青空が見えたと思い喜んでいたら今度は地吹雪となりました。
積雪が多いため笹もありません。
斜面で疎林であればどこでも楽しめますが、もう少し我慢して進み更に良い斜面を目指します。
青空の疎林に一本のトレースが続きます。
美味しい斜面が現れだしました。
見てください。こんな斜面が続くのです。
JAPOWと呼ぶにふさわしい斜面です。
鷹巣山を少し越したところからドロップインしました。
青空となりノートラックディープパウダー、快感です。
登り返します。
ノートラックだけに当然自分で深いラッセルで登ります。
辛い!!
上2枚のシュプールの滑走時の動画です。
30秒程度です。下まで滑り下りる前に胸に付けたアクションカメラがパウダーを被ってしまいました。
転倒したわけではありません。
手つかずの斜面がたくさんありますが、天候が悪化してきたので戻ることにしました。低山と言えども甘く見てはいけません。
帰路の稜線歩きは往路より強い風が吹き荒れトレースの半分くらい消えていました。
江丹別峠へ戻るとすごい降雪となりました。