2024.8.29 夏も終わりの大雪高原温泉沼巡り その2
北海道の大雪高原温泉は、秋が深まるにつれてその美しさを増していきます。特に9月中旬から下旬にかけては、多くの木々が色づき、訪れる人々を魅了します。現在はまだ訪れる人が少ない時期ですが、これから紅葉が進むにつれて、多くの人々がこの地を訪れることでしょう。北海道では珍しい暑さが続いていますが、自然は季節の変わり目を敏感に感じ取っており、ナナカマドの実が色づき始めるなど、秋の訪れを告げる兆しが見られます。沼地の周囲では、トンボが飛び交い生命の営みが活発になっていることが伺えます。
これらの沼は、紅葉の時期には特に美しく、水面に映る木々の色彩が幻想的な雰囲気を醸し出します。大雪山の紅葉は日本で最も早く訪れるとされ、8月下旬から高山帯の草紅葉が始まり、約1ヶ月かけて麓まで色づいていきます。この地域は、大雪山国立公園内に位置し、その広大な自然は東京都がすっぽりと収まるほどの広さを誇ります。かつてアイヌの人々は、この地を「カムイミンタラ(神々の遊ぶ庭)」と呼び、自然への敬意と畏怖の念を持っていました。今もなお、その壮大な自然は多くの人々に感動を与え続けています。大雪高原温泉の紅葉は、その瞬間瞬間が芸術作品のように美しく訪れる人々の記憶に長く残る景色を提供してくれます。:
紅葉の見頃については、例年の情報を参考にしつつ、天候や気候の変動によって多少の前後があることを考慮する必要があります。訪問を計画される方は、最新の紅葉情報やイベントの開催状況を事前に確認されることをお勧めします。また、大雪山は熊の生息地でもあるため、入山前には熊情報の確認と必要な準備をすることが重要です。自然の美しさを楽しむと同時に、その地域の生態系や安全にも配慮した行動が求められます。なお、このブログではその1に続き緑沼から大学沼はまでを紹介します。
「緑沼」を後にします。
沼を飛びまわっていたトンボが一休みしています。
緑沼にある携帯トイレブースです。
ここは紅葉の時期、大変美しくなるところで多数の人がカメラを構えます。
「鴨沼」と「高根が原」
せせらぎの横にはぐつぐつと湯が湧き出ています。
「高根が原」の斜面にまだ雪が残っています。
ほかの花にはこのように蝶(カラフトヒョウモン)や蜂はいないのですが、この「アキノキリンソウ」には蜜がたくさんあるのでしょうか⁇
「エゾ沼」手前の携帯トイレブースです。ヒグマもトイレを利用したかったのでしょうか??
入口にヒグマが立ち上がった足跡があります。
「エゾ沼」です。ここでもたくさんのトンボが飛び交っていました。
「エゾ沼」の後ろには「緑岳」が見えます。
「オニヤンマ」がたくさん飛んでいるのですが、なかなか写真に写すことができません。産卵している個体を何とか写真に収めることができました。
あおぞらと「高根が原」
静かにたたずむ「式部沼」
本日の最終地「大学沼」
沼が水鏡となり「高根が原」と「雲」を写しています。
あと数分で「高原沼」なのですがご覧の通りクマさんが滞在中ということで本日はここまでとなりました。