2024.6.17 初夏の崖尾根コース 三段山(1,748m)
三段山は、北海道の十勝連峰に位置する標高1748メートルの山で、冬にはバックカントリースキーのメッカとして知られています。しかし、初夏になるとこの山はまったく異なる顔を見せます。今回のコースは十勝岳温泉の凌雲閣からスタートする崖尾根コースです。
十勝岳温泉の駐車場からスタートし、約1.4キロメートルの距離、標高差252メートルを登りを経て、三段山の壮大な景色を楽しむことができます。崖尾根コースは、やや急斜面で滑落や落石に注意が必要な箇所もありますが、体力に自信のない方にもおすすめのルートです。
初夏の三段山は、新緑が眩しい季節。雪解け水が流れる音と、野鳥のさえずりが耳に心地よく響きます。頂上付近では、天気が良ければ富良野岳をはじめとする十勝連峰の山々が、雄大なパノラマとして広がっています。
三段山は、四季折々の自然の美しさを体感できる場所です。冬のスキーヤーだけでなく、初夏に登山を楽しむ人々にとっても、忘れがたい思い出を提供してくれるでしょう。崖尾根コースを通じて、三段山の魅力を存分に味わってみてはいかがでしょうか。
十勝岳温泉公共駐車場からの入口は少しの間、コンクリート舗装となっています。
すぐに「ノビネチドリ」です。
正面に「化物岩」
雲が低く下がって山々が見えません。
道端に「ウコンウツギ」
道端に「エゾツガザクラ」も咲いていました。
15分ほどで三段山分岐です。
ここを左に入ります。
分岐標識にあった「馬足洗沼」です。
あの岩峰方向に登ります。
過去に落石事故があったことからこの区間「立ち止まらないでください」と注意書きがあります。
向かい側の上富良野岳に至る尾根です。
手前「化物岩」
左「八つ手岩」
富良野岳もすっかり雲に隠れています。
雲は低いですが上富良野市街地は見えています。
「コケモモ」はまだ蕾のようです。
「エゾイソツツジ」は咲きだしています。
「キバナシャナゲ」です
安政火口から富良野岳方面への登山道です。
「イワヒゲ」もまだ蕾です。
「ミネズオウ」
冬には素晴らしい斜面となりバックカントリーを楽しませてくれるのですが、今は這松が一面覆っています。
稜線上に「メアカンキンバイ」です。
「エゾツガザクラ」の大きな株もあります。
冬には多くの人が訪れ賑わう山頂も静かなものです。
山頂から「安政火口」を覗いてみました。