2024.09.07 北海道の秋の訪れと浮島湿原の自然
北海道は日本の四季の変化を最も美しく示す場所の一つです。暑かった夏が終わり、高山帯には心地よい秋風が吹きわたり、草紅葉が始まりを見せています。日中の気温が30℃を超える日もあるものの、朝夕は涼しく秋の訪れを感じさせます。
浮島湿原は、上川町と滝上町の境に位置する標高800メートルの湿原です。湿原へは上川側の林道から車でアクセスし、山頂付近の駐車場が入山口となっています。しかし、自然の美しさとは裏腹に、野生動物との遭遇の危険もあります。2021年7月には、滝上側から林道を歩いて入った人がクマに襲われるという事件がありました。このため、滝上側からのアクセスは避け、入山前には熊情報の確認と必要な準備をすることが強くおすすめします。
ヒグマの生息地であることを認識し、その地域の生態系や安全に配慮した行動をとることは、自然との共生を考える上で非常に重要です。浮島湿原は、その豊かな自然環境とともに、訪れる人々に北海道の秋の魅力を伝えてくれます。訪問者は、自然の美しさを楽しみながらも、常に周囲の環境に注意を払い、安全を最優先に考える必要があります。
浮島湿原入口です。
ここから1.6kmほど歩くと湿原となります。
深い笹を刈り払いした道を進みます。
湿原入口です。
ここから木道が設置されています。
湿原は泥炭となっていて水は褐色のコーヒーブラウンです。
草紅葉となり初秋のたたずまいです。
湿原のあちらこちらにある「エゾオヤマノリンドウ」の葉が枯かけています。
静かな水面には木々や雲が映っています。
涼しい秋風が心地よく抜けていきます。
湿原に木道が続きます。
木道の左右に「エゾオヤマノリンドウ」が続きます。
泥炭が浮島を造っています。
季節はすすみ、暑かった夏も終わりこれから秋が深まります。
こんな感じで歩いてみました。現地は行止まり木道が複数あります。
順当にまわるにはGPSを確認する必要があります。