2024.08.10 初秋ただよう 大雪山 黒岳(1,984m)
北海道は、日本の北端に位置する広大な自然の宝庫です。ここでは、四季の変化がはっきりとしており、特に夏から秋への移り変わりは、その美しさで知られています。大雪山系の一角を成す黒岳では、この時期になると、コケモモの実が赤く色づき始め、夏の花々が終わりを告げ、新たな季節の訪れを感じさせます。
黒岳は、標高が高いため、夏でも涼しく、多くの登山者が訪れます。しかし、夏の短さは北海道の特徴でもあり、短い夏を終えた高山植物が、すでに秋の装いを見せ始めています。コケモモの実は、この地域の自然のサイクルを象徴するもので、その色づきは秋の訪れを告げるシグナルとなります。
また、夏の終わりには、多くのトンボが飛び交う様子が観察できます。これらのトンボたちは、高山植物の花が終わりを迎えると同時に、より活動的になり、秋の訪れを感じさせる重要な役割を果たしています。
北海道の自然は、豊かで変化に富んでおり、初夏の花から秋の花へと移り変わる様子は、訪れる人々に深い感銘を与えます。ミヤマアキノキリンソウ、エゾオヤマノエンドウなど、季節ごとに異なる高山植物が咲き誇り、大雪山の麓から頂上にかけての植生の変化は、まさに自然のアートワークと言えるでしょう。
このように、北海道の大雪山黒岳では、季節の変わり目に多様な自然の表情を楽しむことができます。夏の終わりと秋の始まりが織りなす風景は、訪れる人々にとって忘れがたい思い出となることでしょう。北海道の自然が織り成す、この美しい季節の移ろいを、ぜひ一度体験してみてください。
黒岳リフト乗り場です。後ろに黒岳が見えるのですが雲で視界が遮られています。
リフトを降りると正面にある標識です。
準備を整え左の登山口へと向かいます。
登山口に入ってすぐに「ミミコウモリ」
ヤマハハコ
「ウメバチソウ」はあちらこちらに咲いています。
「カラマツソウ」も咲いています。
濃い色の「タイセツトリカブト」
どちらも八合目の写真です。
左が今回のもので右は昨年2023年12月2日のものです。
あと四カ月もすると八合目の標柱も右のように雪に埋もれてしまいます。
「コバノイチヤクソウ」
「チシマヒョウタンボク」も実をつけています。
「まねき岩」もガスかかっています。
一瞬ガスが抜けた「まねき岩」
山頂への最後詰め。石段の先の空間が山頂です。
黒岳山頂です。
四カ月もすると右ような景観となります。
山頂では「コケモモ」が実をつけ色づいています。
一瞬視界が開けました。
中生代の恐竜が出てきそうな大きな「エゾニュウ」
秋ですね「エゾオヤマノリンドウ」と「アキアカネ」