夏 山

大雪山系に広がるお花畑、チングルマが旭岳の裾野を覆い、エゾコザクラが小径に彩を添えます。

 秋には、大雪の頂から裾野へと降りてくる紅葉。高山帯では、ウラシマツツジやチングルマが山肌を赤く染め、中腹ではダケカンバの木肌の白と葉の黄色、ナナカマドの紅い葉がコントラストを高めます。

注、大雪山系は夏でも大きな雪渓が残っています。コースにもよりますが軽アイゼン程度の準備が必要です。装着も習得されていることが求められます。

冬山登山・ハイキング

初心者でも簡単に利用できるスノーシューを利用し、樹林帯を散策したり高山帯を歩きダイヤモンドダストを体験するなど自然現象を間近に体験することができす。

夏山とは全く別の表情をもつ大雪山。アイゼンが氷雪に刺さる心地よい音を聞きながら一歩一歩山頂を目指します。

注、厳冬期(12月末から2月末)は特に気象条件が厳しくロープウェーが止まり(風速15m/s以上)視界不良となることがしばしば起こります。この時期、山頂を目指すチャンスは多くはありません。天候が安定する3月から5月上旬がおすすめです。なお例年、5月連休をすぎると旭岳ロープウェーと黒岳ロープウェー・リフトが点検、整備のためのため運休となることが多いので確認する必要があります。

バックカントリー

おそらく旭川周辺の山々は世界で最もパウダーに恵まれたエリアです、JAPOWとはこの地域のことを示していると感じています。

旭川市の江丹別地区やこれとつながる幌加内町は国内でも有数の低温と豪雪地帯です。また、全国的に見ても降り始めが早いことも特徴です。このため僅か標高500~600mの低山においても十分にパウダーを楽しむことが可能です。極めて軽い極上のパウダーを楽しんでみませんか。

注、バックカントリーは12月下旬より6月位まで可能ですが、旭川周辺の低山でのパウダーは3月上旬位、高山帯では3月末位までです。また、森林限界を越す高山帯は2月下旬位までは強風が吹き荒れることが多く、山頂からパウダーを楽しめることは稀です。