1.装備について
登 山 靴 出来るだけハイカットのもの
レインウェア 悪天候の場合、生死を分ける場合もあります。ウィンドブレーカーとしても利用
します。上下別れていて出来るだけゴアテックスのものをお勧めします。
スパッツ 歩行する場所によって砂や雪が靴の中に入ったり、雨の時レインウェアから靴内
部に入るのを防止ます。
下 着 化繊や速乾性のもの。木綿は乾きにくく低体温症の原因となりやすい。
ズボン、シャツ 化繊や速乾性のもの。雨が降らなくとも登山は汗にをかきます。悪天候の場合、
木綿は乾きにくく低体温症の原因となりやすい。
防 寒 着 大雪は夏でも0°以下となることは珍しくありません。軽量ダウンやフリースなど
をご用意ください。
ザ ッ ク 水や食料などを入れます。日帰りの場合30リットル程度。降雨時ザック内が濡れ
ないようザックカバーか内部の衣料をビニル袋に入れ濡れないようにしてくださ
い。宿泊を伴う場合、テントや寝袋、食料などが必要です。これに見合う60リッ
トル以上の容量が必要です。
寝 袋 スリーシーズン程度のもの。マットがないと体が痛くなります。また、シラフカ
バーは寝袋の汚れを防ぐだけではなく保温と濡れ防止にも役立ちますので必需品
ではないですがあった方が良いものです。また、薄くとも良いのですがテント小
屋泊に関わらず銀マットがあればスペース確保や保温にも有効です。
テ ン ト 大雪山系の山小屋は避難小屋ですのでテント泊が基本です。最近のものは非常に
軽量コンパクトにできています。事前に設営などを行い設営方法やパーツの確認
を行ってください。
軽アイゼン コース申しみ時、持参をお願いするコースもあります。装着等について事前確認し
てください。
ストック 歩行の助けとなり、特に雪渓歩行時には強い味方となります。必要の有無は個人
の判断となりますが、軽アイゼン携帯時には必要となります。高山植物保護など
のため雪渓以外はゴムキャップを付けてください。
キャップライト 日帰りでは非常用です。山では全く明かりがありませんので下山が遅れたり、ビ
バーク時必要となります。宿泊を伴う場合必携です。予備の電池もお忘れなく。
磁石や地図・GPS おすすめコースでご案内しているコースはSpecilコース以外登山道も明瞭と
なっています。GPSあるいはGPS機能付きスマホを利用して現在地などを確認しな
がら歩いたり、地図や磁石を使って現在地などを確認しながら歩くもの楽しみの一
つです。
水 水分補給は大切です。体重等1kg、1時間当たり5mlです。計算方法を下記に示しま
す。気温や運動負荷、発汗量にもよりますが計算値の60~80%の程度です。
水分量(ml)=(体重+荷物)×5×行動時間
例 旭岳5時間 体重60kg 荷物8kg
(60+8)×5×5=1700ml 1.7リットル
1700ml×60~80%≒1.0~1.4リットル程度
上記は標準的な水分量です、今までの登山経験や天候などを考慮して決めてくださ
い。また、塩分等も必要となれますので持参する水分量の1/3を経口補水液やスポ
ーツドリンクにすることをお勧めします。
2.ガイド料金など
〇ガイド料金はガイド1名にお支払いいただく料金です。ロープウェイなどの交通費や避難小屋使用
料などにつきましてはガイド分も含めご負担願います。
〇コースにより長距離移動や宿泊が伴う場合や入下山口が異なりガイド車の回送が必要な場合などガ
イド料金とは別に実費をいただきます。お問い合わせください。
〇お客様自身がご使用になる食料やテント、寝袋等の登山用具につきましては、日帰り宿泊を問わず
お客様自身が背負っていただきます。
〇料金には、国内旅行傷害保険が含まれています。死亡230万円、入院日額2,000円、通院日額1,000
円。お客様自身で別途、山岳保険の加入をお勧めします。
3. 安 全 対 策
〇入下山届けをコンパスを通じ警察へ登山届を提出します。(姿見の池周遊程度以外)
〇GPSまたはGPS機能付きスマートホンで現在地を確認できる状態にします。
〇気象情報等を確認し天候の変化の把握に努めます。
〇携帯電話(docomo)通信エリアを把握しています。
〇ココヘリ発信機を持参します。
〇トムラウシ山やニペソツ山などにつきましては、1泊2日以上でお受けしたし
ます。長時間の登山となりますことから疲労が大きく、降雨や低温による低
体温症になりやすいこと。また、疲労により岩場での転倒により骨折など大
きなケガにつながりやすくなります。このためこのため日帰りでの10時間を
超える登山ガイドは行いません。
〇大雪山系に点在する山小屋は基本的に避難小屋です。宿泊を伴う登山つきま
しては天候や宿泊状況にもよりますが、テント泊を基本とします。これは、単
に小屋が緊急用という理由だけでなく緊急時テント持参であれば低体温症へ
の保温や事故発生時どこにでもビバークし救助を待つことが可能です。
〇北海道アウトドアガイド基準に応じた救命救急講習を受講しています。
〇事業者賠償保険へ加入しています。