大雪山系では雪渓の状況によって登山道を見つけることができなかったり、お花のコンデションや紅葉の進み具合さらには、積雪状況によりスキー滑走の有無など、季節の進み具合が100年100とおりで毎年変わります。山に向かう目的を達成するためには状況を確認し日程を考慮しなければなりません。既に利用されている方も大勢いることと思いますが、天気予報や監視カメラ、既に登った方の投稿、さらにはバックカントリーに必要な積雪状況の確認などについて、簡単な説明と該当webへのジャンプボタンをまとめて設けました。

記のものを利用し安全に登山を楽しんで頂ければ幸いです。

A.天気予報

登山は天候がすべてと言っても過言ではありません。長期の予報精度はあまりよくありませんが、短期についてはかなり精度が上がっています。ご存じ方も多いと思いますが以下に示します。

1.日本気象協会 tenki.jp   山域全体の天気の把握 48時間の時間毎 最大2週間の見通し   

2.みなさんご存じ「てんきとくらす」行楽地の天気予報です。全国の主要な山の3時間ごと2日間、日毎の6日間

3.SCW-天気予報  (super computer weather)

36時間の時間ごとに雲の流れ、風、波浪などが人工衛星からの画像を見るように見ることができます。24時間程度の期間については非常に精度が高いです。

B.監視カメラ

山の状況をリアルタイムで見ることができます。登山当日にパソコンはもちろんスマホでも確認可能です。また、ロープウェーに設置されている2か所についてはロープゥェーの運行状況や料金、年間スケジュールも確認できます。

1.旭岳ロープウェー  

2.黒岳ロープウエー

3.十勝岳  火山リアルタイム情報  登山口の望岳台と H=1330mの避難小屋の2か所に設置されています。

望岳台カメラ、一番右に映っている斜面が前十勝の斜面です。写っていませんがその後ろが三段山です。

C.山の状況を登山者の投稿からの確認。

山の状況については「ヤマレコ」「YAMAP」を利用し間近の状況や前年や更にその前年など確認することも一つの方法です。投稿記録で気を付けなければならないことはコースタイムです。早いものが見受けられますが、登山は自らが楽しむために行う行為ですので自分のペースで十分です。標準2時間コースを4時間かけて登っても構わないと思います。心と体の安全と健康を保ち楽しく登ってください。

1.ヤマレコ

2.YAMAP

D.積雪の状況

バックカントリーに役立ちます。予定している地域の降雪や積雪状態を確認できます。

1.アメダス

気象庁の時間毎のデータです。お目当ての山域やスキー場であればリフト終了後どの程度パウダーが溜まっているかわかります。

2.国道の気象情報 

アメダスが設置されていない山域では、道路気象情報提供システムによりお目当ての峠等の積雪深や時間当たり降雪量が分かります。

3.ローカルスキー場の降雪情報

パウダーが滑るとことができるローカルスキー場の士別市日向スキー場・幌加内町ほろたちスキー場は、近年、旭川近郊の高山帯にある旭岳スキー場黒岳スキー場よりオープンが早く、近くに温泉施設もあります。twitter・facebookで降雪状況なども確認できます。日向スキー場付近にはアメダスはありませんが積雪や降雪状況を推測するには、北北西約14kmほど離れている朱鞠内アメダスデータが参考になります。

C.山の状況